- 古建築は後世に増改築などの手が加わり、創建当初とは違った姿になっていることが多いものです。普門寺観音堂は「復原」という手法によって、当初の姿が劇的に蘇った好例です。
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普門寺観音堂
竣工
(撮影 畑 亮)
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普門寺観音堂
修理前
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- 修理前はトタン板葺きで軒も短く、一見、何の変哲もない建物のようでした。しかし調査によって、柱の移動を含む大きな改変が後世になされていることが確認されました。そして復原考察の結果、禅宗様(ぜんしゅうよう)を巧みに取り入れた端正な三間堂(さんげんどう)の姿がよみがえりました。
- 当初部材の多くは位置を移動されながらも残されていたため、今回の工事でそれらを元の位置に戻して組み直し、不足部分は新規材を補って推定当初形式に復されました。当初の屋根は茅葺と考えられ、今回は茅葺型銅板葺きに復原整備されました。
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普門寺観音堂
竣工
(撮影 畑 亮)
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向拝
(撮影 畑 亮)
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向拝詳細
(撮影 畑 亮)
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向拝詳細
(撮影 畑 亮)
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向拝より内部を見る
(撮影 畑 亮)
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内部
(撮影 畑 亮)
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- 普門寺は真言宗智山派に属す寺院で、創建は応永5年(1398)に遡ります。しかし観音堂は、もともとは普門寺の東方500m程にあった西明寺の堂宇でした。文化4年(1807)に建立されましたが、これを明治10年(1877)に小屋から上を解体して本体を普門寺へ曳屋し、移動後、小屋材を一部取り替えて組み直したものです。その後、大正元年(1912)になって、柱を移動して廂を付加する大改造がなされ、建物の形は大きく変貌していました。
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