東京都指定有形文化財

妙法寺祖師堂

みょうほうじそしどう


堀之内の御祖師さま

平成の大修理を終えて

 

  •  妙法寺は「堀之内厄除けの御祖師さま」として知られる東京・杉並にある日蓮宗の名刹。祖師堂に祀られた秘仏「日蓮聖人像」の霊験は江戸時代から名高く、『武蔵名勝図会』には「参詣群衆すること浅草の観世音に並べり」と記され、多くの参詣客で賑わってきました。

  •  妙法寺の創建は元和年間(1615〜1624)と伝えられますが、明和6年(1769)の火災で境内にあったすべての堂宇を焼失しており、現在の伽藍はその後の再建です。しかし火災後、次々に復興された諸堂は、江戸後期から明治にかけての優れた遺構が多く、寺観は整い、大寺の風格を持っています。



    外観 正面
    (撮影 畑 亮)

    外観 側面
    (撮影 畑 亮)


  •  現在の祖師堂は、文化9年(1812)の再建になる巨大な仏堂です。内部には華麗な彩色彫刻や、狩野派の手になる秀逸な障壁画が多くみられます。内陣向かって左手脇は一段高く作られていますが、御成りの時に将軍の座した場所と考えられています。

    内部 内陣
    (撮影 畑 亮)

    内部 内陣
    (撮影 畑 亮)

    内部 脇陣
    突き当たりの上段は
    将軍の座した場所
    (撮影 畑 亮)

    厨子

    厨子 詳細

    厨子 詳細


    欄間彫刻

    脇陣障壁画

    脇陣障壁画 詳細



  •  この度、平成の大修理(主として漆・彩色の復原工事)を終え、金色に輝く昔日の姿を取り戻し、180余年ぶりに盛大な落慶法要が行われました。

  •  また祖師堂の修理と平行して、将軍の御座所である御成り書院(御成間)の修理も併せて行われています。

 

所 在 地

東京都杉並区堀ノ内

 建立年代 

文化9年(1812)

修理工事

平成10年(1998)完了

見  学

境内自由

 

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